2014年06月30日

そして生活は続く

竹島書店草加店  文庫担当オススメ本

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そして生活は続く   星野原  文春文庫

携帯電話の料金を溜め込んでも、部屋が洗濯物で荒れ放題でも、体調がすぐれなくても、何があっても生活はつづいていく……。そんな誰にでもある日常の生活を、芸能界という世界で生きている作者「星野源」がユーモア溢れる文章で赤裸々に綴っている初エッセイ集。

オススメの話は「連載はつづく」です。
ある日多忙な仕事に追われていた作者。そんな時、部屋の中には溜まりきった洗濯物が…はたまた携帯の料金支払い…。そんな中、この溜まりに溜まった洗濯物を処理しなければ明日着てゆく服がひとつもない!!大至急、マンションにある共同のコインランドリーに助けを求めるのだが………なぜか作者の洗濯物の中に「あるもの」が一緒に混じっていた!!!。
この後、作者星野源の芸能人として生きているからこその葛藤と素の自分との葛藤がハプニング満載のドラマを生み出しハラハラドキドキの展開が生み出され、そこから作者の心に与えた影響がうまく表現されています。
また、星野語録!?ならぬ星野ワールドが全開で、大爆笑できるのでそこにも大注目です!!

本が苦手という方でもスラスラと読めてしまうほど読みやすく分かりやすく笑いあり涙あり、そしてまた笑いありと読んでいて自然と共感できるので大変オススメです。一度読んでしまうと、星野源の魅力に絶対にハマります!!
また星野源の最新刊「蘇える変態、」(文芸書)も大好評発売中ですので「そして生活はつづく」とご一緒にお手に取ってみてください。当店にてお待ちしております。
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2013年08月30日

草加店 文庫担当のおすすめ本 

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迷宮  清水義範  集英社

ミステリーだって紹介されているので、そのつもりで読んでみたのですが
ミステリーと言われればミステリーだけど、よく解らない。

主人公は、どうやら記憶喪失らしい男性。
この男性の記憶を取りもどす治療という事で、話が始まります。
そして、その治療(実験治療)というのが、毎日ある事件についての文章を読まされると言うものです。

どうも、その文章は書いた人が違うものの、同じ事件について書かれたものらしい。
事件は、OLの猟奇殺人事件。
何故、この男性はこの事件について書かれた文章を読まされているのか。

というのが、ミステリーの部分です。

しかしそれは、読者の興味を惹きつけておくための材料に過ぎないような。

事件について、はっきりした事実だけを書いた「犯罪記録」から
事実かどうかもわからない憶測だけで「売るため」に書かれた週刊誌の文章とか。
また、事件の真相を知ろうとして取材していった人の記録とか。

さあ、あなたは、これらを次々に読んで行く事によって、事件の全貌を理解する事ができるでしょうか?

たいがいのミステリーは、最後に犯人の動機までわかって、すっきりして読み終われますね。
私も、それに慣れていますし、それを求めて読んでいます。
そんな問題を提起する小説でしょうか。

posted by 竹島書店員 at 10:26| Comment(0) | 文庫担当のおすすめ本