2014年01月03日

眠りの森

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昨日、テレビドラマでやりまして、うちの中2の息子が興奮していましたので(笑)
古いブログなのですが再録致します。
ちなみに息子は、所轄の刑事と捜査一課の加賀刑事のやりとり…所轄の刑事が露骨に嫌がるんですね…が面白いと言っていましたが。
さて、そんな場面、原作にもあったかな?

さて「卒業」で書いたとおり、これが加賀恭一郎の2つ目の事件だ。
「卒業」で大学生だった加賀恭一郎は、その後教師になってから退職して刑事になったらしい。

今回の事件は、東京は練馬区の有名なバレエ団が舞台。
バレエ団の練習場の事務所で、男が殺された。
犯人?はバレエ団の女性で、いきなり侵入してきた男から逃れるために思わず殴ったら死んでしまったと言う「正当防衛」と思われる事件だ。

それなら、何でもない事件のようなのに、何だか一件落着とはならないようだ。

バレエ団。及びバレエダンサーという特殊な世界。
加賀恭一郎は、その中に入り込んで、モヤモヤした事件の謎を解きほぐそうとする。
加賀恭一郎は、一人のバレリーナに惹かれてしまう。そう。恋だ。
その愛しいバレリーナのためにも、事件をはっきりさせようと頑張るのだが。
さあ、結末はどうなったのでしょうか。

東野圭吾の作品では、今や当たり前のようになってますが、犯人側の心理を描いた、犯人側にシンクロしてしまう最初の頃の作品のようです。

そして!突っ込みたいのはやはりここ。
この作品でこれだけ恋して結婚しそうだったバレリーナとは、いったいどうなっちゃったっていうのでしょうか!
このあと、一切出てこないし「新参者」に至っても加賀恭一郎は独身ですよね。確か。
posted by 竹島書店員 at 17:44| Comment(0) | 草加店 兎仙人

2013年12月30日

探偵部への挑戦状

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「放課後はミステリーとともに」のシリーズ第2弾
広島県出身の作者が愛情を傾ける広島カープの話が随所に表れる作品(笑)
東京都下国分寺市の恋ヶ窪にある「鯉」ヶ窪学園高校の探偵部副部長である霧ヶ峰涼が主人公。
カープファンで弱小野球部でもコーチとして?ノックバットをにぎる…

あれ?鯉ヶ窪学園高校の探偵部って他にもなかったっけ?って思いますよね。
別の出版社(光文社)からシリーズ2冊出ていますよね。
でも、このシリーズの第1冊目には、その登場人物(多摩川部長とか)は出てこなかったので、違う時系列の話って事なのかな。と思っていたのだけれど、この第2弾には出てきました。

さて、内容は。
高校で起こる軽いミステリーをめぐる7つの短編集。
特に今回は「霧ヶ峰涼」と同様にエアコンのような名前を持つ宿命のライバルならぬ宿「名」のライバル「大金うるる」が登場。
彼女が用意したミステリーゲームで謎を解く事ができるのか挑戦してきます。
この、ミステリーゲーム。とぼけた感じの話で、面白いですね。
「ミステリ研究会」の部員がいろいろな「配役」で登場しますがその彼らがね(笑)
ネタバレストップですな。

霧ヶ峰涼は、結局どの謎も自力では解けていないと思うんですけどね。
まあ、つまりは学園の名探偵物ではなくて、謎を解いていく過程を軽妙に面白く描く作品ですね。
肩肘張らずに楽に読める東川作品ならではのミステリーですな。
posted by 竹島書店員 at 17:15| Comment(0) | 草加店 兎仙人

2013年12月23日

偉大なる、しゅららぼん

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集英社文庫の新刊です。
万城目ワールドパワー全開って、そんな感じですね。
「しゅららぼん」って何なんだ?って思いますわな。
まあ万城目だから、何か良く解らない「あやかし」関係の名前だろう…ってそうなんですけどね。
「鴨川ほるもー」の「ほるもー」よりも、なかなかその名前の謎は明かされません…

琵琶湖周辺に住む「日出」一族には、琵琶湖の力を使える特殊な能力が備わっている。
一族の中でも「本家」は石走(いわばしり)の城跡というか城だった御殿に住み、その能力のおかげで栄華を誇っている。
「日出一族」の人間は、その能力をちゃんと使えるようになるために、高校生になると本家に居候し、力の事を学ぶ。で、主人公もこの石走の御殿にやってくるわけである。

この能力の名前が「しゅららぼん」なのかと思ったが、そうではない。まあ、関係なくはないのですが。

まず、登場する万城目的登場人物は、主人公と同学年の本家の長男。若殿ですな。
いや、本当に「若殿」。考え方といい、やってしまう事といい。
その姉がまたパワフル。他にも家政婦?のパタ子さん。
そして「敵?」の棗家の長男。やはり同学年。

これらの人物達…主に若殿にだが…振り回される高校生活が始まるのである。
「ほるもー」みたいに能力を使ったゲーム的な戦いの話かなって思ったら、いやいや、大変な争いごとになっていきます。
その争いごとの相手は、また違う登場人物!
人の命のかかった深刻な結末へと話は加速してしまうのですが…
エンディングがまた、万城目的なのですよ。

「ほるもー」や「鹿男」と同じように、主人公が相手の話が良く解っていないのに勝手に解釈して問題を掘り下げない。という手法で、読者を煙にまいて話が進行します。
話が進むほどに沢山の「?」を感じながら、その種明かしを期待して読んでいきましょう(笑)

あっ。この(イラストの)表紙。2人の人物は同じ高校の生徒なのですが、違う色の制服を着ていますね。そういうイラストなのですよ。
それも、気に留めて読み始めてください。
posted by 竹島書店員 at 11:37| Comment(0) | 草加店 兎仙人